セルフアートメイクが危険な5つの理由。落とせない・失明のリスクも【専門家監修】
アートメイク全般
アートメイク全般
アートメイクは皮膚の中に色素を入れていくデリケートな医療行為ですので、患者様には施術前にご協力いただきたいいくつかの注意事項がございます。今回は、Dクリニック東京 ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)のアートメイク施術担当者・北村久美が、これからアートメイクを受ける予定の患者様から頂いた「アートメイクに行く前にしたほうがよいこと」のご質問にお答えします。
――アートメイクを受けるまでに、しておいたほうがいいことや気をつけることはありますか?
北村「はい。まずは、施術当日までのことをお話ししますね。一番重要なのは、規則正しい生活を心がけて体調を整えておくことです」
――体調も施術に関係あるのでしょうか?
北村「皆さまあまり気にされないのですが、とても大事なことです。例えば、体調が悪いことにより眉毛の生えている部分にニキビができてしまったり、目にものもらいができてしまったりして、施術部位によって影響を受けることがあります」
――なるほど!言われてみれば、ニキビってちょっとしたことでできてしまいますよね。
北村「はい。施術が近づいてきたらしっかり睡眠をとってお肌の調子を整えておいてくださいね。あと、もう一点。実は、施術の前に眉毛を剃ったり抜いたりすることもしないほうがいいです」
――そうなんですか!?ある程度処理して行ったほうが施術しやすいと思っていました。
北村「理由は、本来の眉毛の位置が分かったほうが、自然な眉毛を描けるためです。本来の眉毛と大幅に違う位置にデザインするとどうしても違和感が出てしまいますので、元々の眉毛を活かしながらデザインしていきます。しかし、元の眉毛がないとアートメイクができないわけではありません。なかには元々眉毛がない方や薄い方もいらっしゃいます。その場合も経験豊富な施術者であれば問題なくデザインできますのでそこはご安心ください」
――まつ毛エクステはどうですか?
北村「申し訳ありませんが、アイラインの施術をされる場合、まつ毛エクステも事前に外してください。目元をコットンで拭く際に絡まり、自分のまつ毛も一緒に抜けてしまう恐れがあるためです。マスカラも落ちやすいものをつけてくるのは大丈夫です。」
―目元は敏感ですし、まつ毛が絡まるのは避けたいですね。
北村「そうですね。アイラインの施術でもうひとつご注意いただきたいのが、コンタクトレンズです。施術中はコンタクトの着用はできませんので、保存用ケースとメガネをご持参ください。使い捨てコンタクトの場合は1組お持ちください。施術後は1時間以上空けてコンタクトOK、腫れが気になりつけられない場合も想定し、メガネがあると安心です」
――はい、わかりました。これで事前準備はばっちりでしょうか?
北村「はい。そこまで難しい注意事項はありませんので、体調を整え、寝不足はやめてゆっくり休んできて下さい。自然な状態でご来院くだされば大丈夫です。最後になりますが、施術後はアイライン上は多少腫れが出る場合がありますので、お帰りの際に周囲の視線が気になる方は帽子やマスク、サングラス等をお持ちいただくといいと思います」
アートメイクは何度も受けたことのある方は少ないので、当日まで何をしていいか、また何をしたらダメなのか、意外と分からないことが多いと思います。
実際に眉毛のアートメイクをご希望される患者様から、「眉毛は全て剃るのですか?」という質問を時々いただきますが、北村がお答えした通り、眉毛は自然な状態のままが一番施術しやすいです。思い込みで「こうしておいたほうがいい」と考えると、思わぬところで施術に悪影響が出ることも考えられますので、疑問がある時は、是非事前にクリニックにお問い合わせください。
この記事の監修者
メディカルアートメイクトップアーティスト(看護師)。メディカルアートメイク暦27年、施術件数約8,000件の豊富な知識と経験を持ち、たくさんの患者様から信頼を得ている。カウンセリング→デザイン→施術→アフターフォローまで全てを担当。通常業務の傍ら、日本メディカルアートメイク協会の理事、事務局長として活動をしている。
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