- 女性の薄毛・美髪治療ならクレアージュ
- 女性のための薄毛治療
- 女性の薄毛コラム
- 頭皮がベタ付く脂漏性皮膚炎(脱毛症)の原因と対策
女性の薄毛コラム
頭皮がベタ付く脂漏性皮膚炎(脱毛症)の原因と対策
「脂漏(しろう)性皮膚炎(脱毛症)」とは、皮脂の分泌が多くなりすぎることで起こる脱毛症の一種です。頭皮や髪が以前よりもベタ付く、髪が抜けやすいなどの症状がある人は、脂漏性皮膚炎(脱毛症)を疑ってみてもいいかもしれません。今回は、脂漏性皮膚炎(脱毛症)の症状と原因そして改善策をご紹介します。
監修医情報
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック 院長
浜中 聡子
(はまなか さとこ)
経歴
Master of science (M.Sc.),
Preventive, Anti-Aging & Regenerative Medicine, Dresden International University (DIU)
国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医 Board Certified, Post-Univercity Education in Anti-Aging Medicine Specialization (AAMS)
米国抗加齢医学会(A4M)専門医 Board Certified, American Board of Anti-Aging Regenerative Medicine (ABAARM)
米国先端医療学会(ACAM)専門医 Board Certified, Chelation Therapy (CCT)
日本抗加齢医学会専門医
日本精神神経学会専門医・指導医
一般社団法人日本総合病院精神医学会認定 一般病院連携精神医学専門医・指導医
日本医師会認定産業医
NPO法人アンチエイジングネットワーク顧問
クレアージュの“クリニック処方”
ミノキシジル発毛剤治療
このような症状の方にオススメです。
- 最近髪のハリ・コシ・ボリュームが少なくなってきた。
- 市販の育毛剤・発毛剤で効果が出ない。
- 頭皮の地肌が目立ってきたような気がする。
外用薬(ミノキシジル・アルプロスタジル)
月額 16,500円(税込)
大量の皮脂で頭皮環境が悪化し、抜け毛が増える
脂漏性皮膚炎(脱毛症)の症状としてまず挙げられるのが、髪や頭皮が皮脂でベタ付くことです。洗ってもすぐに皮脂が分泌されベタ付きを覚えることで、症状に気が付く人が多いです。
皮脂の過剰分泌に伴い、頭皮にニキビができたり大きなフケが発生したり、赤みやかゆみ、湿疹、かさぶたといった炎症が出る場合もあります。また、こうした頭皮環境の悪化により抜け毛が多くなります。
ホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌過剰につながる
脂漏性皮膚炎(脱毛症)の原因と考えられるのが、皮脂の分泌過剰です。元々頭皮には、皮脂をエサとする「マラセチア菌」という常在菌が存在しています。皮脂をマラセチア菌が分解することでできた物質により、頭皮はさまざまな刺激から守られています。ところが、皮脂が過剰に分泌されることでマラセチア菌が異常発生し、頭皮に余計な刺激を与えます。これが炎症を引き起こす原因となるのです。
では、なぜ皮脂が過剰に分泌されるのでしょうか。まず考えられるのが、生活習慣の乱れです。例えば、肉や揚げ物など油っぽい物を多くとる食生活や、過剰な飲酒や喫煙が挙げられます。特に、普段から高カロリーな食生活を送りがちな肥満体質の人は、皮脂量が多くなる傾向があります。ほかにも、睡眠不足やストレスによりホルモンバランスが崩れ、それが皮脂の過剰分泌につながっている場合もあります。
そして、もうひとつ考えられるのが、皮脂の洗い残しです。洗髪が不十分だったり、洗う頻度が少なかったりすることで、頭皮に皮脂が多く残った状態が常態化し、マラセチア菌の異常繁殖を招くのです。
こうして、皮脂の分泌が多くなりすぎることで、頭皮に炎症が起こったり、脂分が毛穴に詰まったりして、毛髪が抜けやすい状態となります。加齢による脱毛症とは異なりますので、脂漏性皮膚炎を解消すれば脱毛症も治まりますが、なるべく毛根が細くならないうちに対策を行いましょう。
この機会に生活習慣と洗髪を一度見直そう
脂漏性皮膚炎(脱毛症)を改善するにはどうすればいいのでしょうか?おもな改善策としては、以下の3つが挙げられます。
①生活習慣の改善
まずは食事内容を見直しましょう。焼き肉やラーメン、揚げ物といった高脂質・高カロリーの食事はほどほどにして、バランスの良い食生活を心掛けましょう。コーヒーや香辛料、糖分など、肌の刺激となる物はとりすぎないようにし、皮脂を調節する働きがあるビタミンB2が多く含まれるレバーや納豆、抗炎症作用のあるビタミンや食物繊維を含む野菜・海藻類をたくさんとるようにしましょう。
食事以外にも、睡眠や休息をしっかりとって、ホルモンバランスを整えたりストレスが溜まらないようにしたりすることも大切です。
②洗髪の仕方を変える
洗髪の仕方を見直すのも有効です。皮脂の過剰分泌が原因とはいえ、洗浄力の強いシャンプーで徹底的に皮脂を洗い落とせばいいというわけではありません。それでは、頭皮に本来必要な常在菌まで洗い流されてしまい、かえって大量の皮脂を発生させてしまうこともあります。頭皮への刺激が弱いアミノ酸系シャンプーなどを使い、しっかり泡立ててから指の腹を使って優しく洗い、すすぎを十分に行いましょう。
③クリニックで相談する
生活習慣を変えるのは、他の病気を予防することにもつながり、長期的に見ればすばらしいことです。しかし、症状が改善するスピードは比較的緩やかです。薄毛が気になる人は、生活習慣の改善と並行して、皮膚科または脱毛症専門のクリニックに一度相談してみましょう。脂漏性皮膚炎の薬物療法は、抗真菌薬でマラセチア菌の増殖を抑え、抗炎症剤で皮膚の炎症を抑えるというのが一般的です。
女性の薄毛治療にミノキシジル
薄毛治療の強い味方ミノキシジルについて知りたい方は『ミノキシジルは女性薄毛治療の強い味方!効果と副作用を解説』をお読みください。