エイジングケアコラム

【クリニック監修】「産後の抜け毛」とは?産後に髪が抜ける理由と対策は?

  • 薄毛の症状
「産後の抜け毛」とは?産後に髪が抜ける理由と対策は?

産後の抜け毛の理由は、女性ホルモンの分泌量の減少です。妊娠中は抜け毛も少なく、毛量も多くなっていたはず。それも女性ホルモンの影響です。産後は女性ホルモンの分泌量が減りますが、それは減るのではなく「妊娠前に戻る」ということなのです。産後の抜け毛がいつまで続くのか、また対策など産後の抜け毛について気になることをお話しします。

産後の抜け毛の原因は? 出産と抜け毛の関係性

出産と抜け毛に関係性があることはご存知ですか。
産後の抜け毛のほとんどが一時的なもので、時間の経過とともに元に戻っていきます。
しかし、産後1年以上すぎても戻らず、そのまま薄毛が進行してしまう人もいるので、注意が必要です。

産後に抜け毛が増える理由

ホルモンバランスの変化

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。
このうち、髪の毛にかかわる作用を持つのは「エストロゲン」で、ヘアサイクル(※1)の成長期を維持する働き、髪のツヤやハリを保つ働きを持っています。

(※1)<健康な毛髪のヘアサイクル>
成長期(2〜6年) 毛母細胞が活発に増殖し、毛を育てている時期
退行期(2〜3週間) 成長が不活発になり、徐々に退縮していく時期
休止期(3〜4か月) 毛母細胞の分裂と毛の成長が完全に止まり、脱毛する時期
(参照|「男性型脱毛症の治療薬」森岡進(2010))

とくに妊娠後期には、女性ホルモンの分泌がさかんになります。
これにより、髪の毛の成長期が長くなり、妊娠前より抜け毛が減って、毛量も豊かになっていたはずです。
ところが出産によって女性ホルモンの分泌が妊娠前の量に急激に戻ると、妊娠中に成長期を維持してきた毛根は次々と休止期に突入します。そのため、産後に抜け毛が増えるのです。

ここで1つ正しく理解していただきたいのは、エストロゲンの分泌量は「出産によって減った」のではなく、「出産によって妊娠前の状態に戻った」のです。
一時的に産後の抜け毛が目立つので驚きますが、時間が経てばヘアサイクルも元に戻り、髪の毛もまた、もとの状態に戻っていきます。

栄養不足

産後は、自分の体の回復にも努めなければなりません。しかし、実際は赤ちゃんに授乳をしたり、おむつを替えたりと、慣れない育児で食事も思うように摂れず、簡単なもので済ませる日が増えることもあるでしょう。

食事も満足にできないような日が続くと、過度の栄養不足になったり、血行が悪くなったりするため、髪の成長に影響を与えます。

環境変化によるストレス

楽しみに待っていた赤ちゃんですが、生まれたばかりの赤ちゃんのお世話は意外と大変。
昼夜問わずおむつを替えたり授乳をしたり、それでもグズったらあやしたり。
夜中も赤ちゃんがすやすや眠ってくれるとは限りません。

赤ちゃん中心の毎日で生活リズムが乱れて睡眠不足気味になり、ストレスも溜まりがちになります。

産後の抜け毛の原因は? 産後の抜け毛はいつまで?

一般的には、産後の抜け毛は半年~1年程度で回復すると言われています。
いつになったら産後の抜け毛が回復するのかは、個人のヘアサイクルに違いや、体の回復具合にもよります。そのため、「〇ヶ月後です」と断言することはできませんが、ヘアサイクルが元に戻れば、徐々に戻っていきますから、産後の抜け毛は「一時的なこと」と割り切ってこの時期を過ごしましょう。

もしも1年以上経っても抜け毛の回復が見られない場合は、「産後の抜け毛」以外の抜け毛である可能性もあります。
その際は、本格的な薄毛治療が必要かもしれません。

産後の抜け毛の原因は? 産後の抜け毛はいつまで?

産後の抜け毛ケア

「産後の抜け毛は一時的なこと」と分かっていても、抜け毛が気になりだすと、何か対策を講じずにはいられません。

効果的なセルフケアを、いくつかご紹介しましょう。

産後の抜け毛ケアに自分でできること

食生活に気をつける

赤ちゃんのお世話に追われて、お母さんの栄養は偏っていませんか?

髪の毛は、ケラチンという18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質からできています。
そのため、食事などから摂取したタンパク質(アミノ酸)から髪ができていることは、お分かりでしょう。

また、タンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルなども髪の毛にはとても大事です。
偏った食事ではなく、まんべんなくいろいろなものを食べるようにして、栄養バランスが取れるよう意識してください。

産後は、ストレスから暴飲暴食などで「食」が乱れる人も少なくありません。
大好きなものを1日1回食べる、一週間に1回は何を食べてもいい日にする、などの工夫で健康的な食生活を維持してください。

ストレスを溜めない

慣れない育児や家事はストレスのもと。
また、育児中は外出もままならず、なかなかストレスを発散することができません。

でも、その時の自分にできるストレス発散法で上手にストレスを発散させるようにしてください。
たまにはパパや他の家族に赤ちゃんのお世話をお願いして1人だけの時間を確保したり、お友達とお喋りすることや、食事の支度を少し手抜きする、など少しでもストレスを減らしましょう。

無理なダイエットに取り組まない

早く体型を戻したいからと、産後早くからダイエットに励む女性が増えています。
しかし、過激なダイエットは栄養バランスを乱し、産後の抜け毛にも悪影響を与えます。

早く体型を戻したい気持ちは分かりますが、ここは焦らず、体力の回復が第一だと思ってください。
ダイエットは緩やかに進めましょう。

ヘアスタイルにひと工夫

産後は、どうしても自分のことに時間がかけられません。
髪型も、手の込んだスタイリングが必要な髪型ではなく、洗いっぱなしですむような髪型がお勧めです。
ヘアバンドやカチューシャなどを上手に使って、産後の抜け毛が目立たないようなスタイルを楽しみたいものです。

また、髪の傷みが気になる場合、思い切ってショートヘアにするのも良いですね。

外出時には帽子をかぶったりバンダナを巻くなど、新しいオシャレに挑戦するのも楽しいかもしれません。

産後の抜け毛が止まらないなら、頭髪治療専門クリニックに相談を

産後の抜け毛は、多くの場合一過性で、一年前後で元に戻ります。
ただ、この時期に他の原因の脱毛症を併発し、自分では産後の抜け毛だと思ってのんびり構えていたのに、実はそうではなかったというケースもあります。

産後の抜け毛が気になったら、一度頭髪治療専門クリニックに相談してみませんか。

ウィメンズヘルスクリニック東京は、ホルモンバランスに着目した女性医療を行っています。
その人の生活習慣やストレス・体調の状況などを聞き取りながら、その人にあった治療を行います。
治療の必要のない人にも、抜け毛に関するアドバイスも行っています。

産後の抜け毛が、一時的な抜け毛で終わればいいのですが、慢性的な抜け毛へと進行することもあります。
不安に思ったら、一度頭髪治療のプロに相談してみましょう。

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産後の抜け毛が止まらないなら、頭髪治療専門クリニックに相談を

(まとめ)

赤ちゃんのお世話に「待った」はありません。

ママが昼も夜も手をかけてあげなければ、生きていくことのできない小さな命は、何よりも大事です。

でも、出産という大仕事を終えた女性の体は、思ったよりダメージを受けています。

産後の抜け毛を早く回復させるには、まずママの体力回復が第一です。
栄養バランスの取れた食事をとり、睡眠不足にならないよう体をゆっくり休めながら、体力の回復を待ちましょう。

産後の抜け毛対策として自分でできることに取り組んで、それでも治らなければ、あとは発毛治療の専門家に委ねてみるのもいいでしょう。

この記事の監修者

医療法人社団ウェルエイジング クレアージュ東京

チーフ 糸井 麻美 (いとい あさみ)

2013年、クリニックに入職。入職時より女性の発毛治療と抗加齢医学を学び、カウンセラーとして患者さまからのお悩みをお聞きし、治療前の不安な気持ちに寄り添い、安心して治療を開始できるように心を尽くしてきた。
現在はクレアージュ東京のチーフスタッフとして活躍中。患者さま一人ひとりに丁寧に向き合う診療を行うよう、スタッフに対して接遇向上や発毛治療に関する知識の強化を図るとともに、患者さまが心地よく過ごせる雰囲気づくり等にリーダーとして注力している。

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