この記事の監修者

医療法人社団ウェルエイジング
Dクリニック東京 ウィメンズ

チーフ 糸井 麻美 (いとい あさみ)

2013年、クリニックに入職。入職時より女性の発毛治療と抗加齢医学を学び、カウンセラーとして患者さまからのお悩みをお聞きし、治療前の不安な気持ちに寄り添い、安心して治療を開始できるように心を尽くしてきた。
現在はDクリニック東京 ウィメンズ のチーフスタッフとして活躍中。患者さま一人ひとりに丁寧に向き合う診療を行うよう、スタッフに対して接遇向上や発毛治療に関する知識の強化を図るとともに、患者さまが心地よく過ごせる雰囲気づくり等にリーダーとして注力している。

【髪が薄い!そんな女性の悩みを解消】髪が薄い悩みは、男性だけでなく、女性でも少なくありません。「若い頃はもっと髪が多かったのに」とお嘆きの髪が薄い女性のために、その原因や適切な対策の方法を分かりやすく解説します。

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髪が薄い女性の悩み、「薄毛はどうして起こる?」その原因と対策を解説

「髪が薄い」という悩みは、男性だけのものではありません。女性でも、年齢を重ねるごとに少しずつ髪が薄くなり、それに悩む人は少なくありません。
どうして年齢を重ねると、女性は髪が薄い状態になるのでしょうか。その原因には、加齢や不適切なヘアケアなどさまざまな原因があります。髪が薄い女性の悩みを解消するための、適切な対策の方法を分かりやすく解説します。

実際のところ、髪が薄い女性は増えているの?

30〜70代の女性515人を対象にした、全国規模のインターネットアンケート調査が実施されました。
それによると現在、髪の加齢に伴う変化を実感している女性は、全体の実に約8割にのぼりました。

年代別では、30代では加齢による変化を実感している女性が67.0%だったのに対して、40代では87.4%にまで増加。女性が髪から加齢を感じ始めるのは、40代以降という結果が出ています。

(※参照|「~老け髪、ちゃんとケアしてる?~ 女性が髪の毛の老化を強く実感し始めるのは 40 代から」(調査期間:2015年8月17日~2015年8月18日 株式会社アデランス調べ))

なお、女性の抜け毛は、頭部の一部ではなく全体的に、徐々に進行するという特徴があり、その症状から「びまん性脱毛症」と呼ばれます。本人的には自覚症状が乏しく、気づいた時にはかなり症状が進行しているケースも少なくありません。

びまん性脱毛症については、こちらの記事もご覧ください。

頭部全体で髪の密度が減ってしまう「びまん性脱毛症」とは?

髪が薄い女性はどんな症状に悩んでいる?

髪が薄い女性の症状には、おもに4つの特徴があることが知られています。その背景には、加齢による生理機能の低下やホルモンバランスの乱れがあります。

髪が薄い女性の症状の特徴(1)
生活環境の変化

近年は女性の社会進出や晩婚化が進み、仕事をずっと続けていたり、30代後半や40代での出産も珍しくありません。しかし、若い頃は体力もバイタリティもあって乗り切れていた仕事や日常も、40代前後になると心身への負荷が増すように感じられます。
女性の発毛や育毛をつかさどるホルモンのひとつは、女性ホルモンのエストロゲンです。ハードな日常を送ると、心身への負荷からホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌量が減少することがありますが、40代あたりからはさらに顕著になるため、これによって女性の薄毛につながる可能性があります。

女性ホルモンの分泌量の減少は、相対的に男性ホルモンが優位となることで発毛を阻害することにもなり、男性型脱毛症(AGA)に近い脱毛症状が発生する場合もあります。この症状は、女性版のAGAという意味で「FAGA」と呼ばれます。

FAGAについてはこちらの記事もご覧ください。

女性特有の薄毛FAGAの原因と治療法は?

髪が薄い女性の症状の特徴(2)
ストレス

気持ちを溜め込みやすい性格や心配性の性格、またイライラしやすい性格の人などは、ストレスを蓄積しやすい傾向にあります。

ストレスは自律神経やホルモン分泌を乱し、免疫力を低下させ、身体の様々な不調の原因になります。当然、頭皮も血行不良になる可能性があり、そうなると毛細血管を通して毛母細胞が受け取る栄養が少なくなったり、細胞分裂が抑制されるなどして、女性の髪の薄い症状につながる可能性があります。

髪が薄い女性の症状の特徴(3)
寝不足や質の高くない睡眠

「寝る子は育つ」と言いますが、それは髪にも当てはまります。質の高い睡眠をぐっすりと取ることは、育毛にとても大切です。

人の睡眠は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2つに分かれ、90分ほどの間でこの二つを繰り返しています。
ノンレム睡眠は心身を休める深い眠りで、成長ホルモンが分泌され、髪の成長にも大きく役立っています。この時に、髪も健やかに成長します。

個人差もありますが、一般的には6〜8時間ほどの睡眠時間を取れば、質の高い睡眠をとることができるとされています。
しかし、仕事で多忙だったり、育児や家事で睡眠時間がバラバラだったりすると、なかなか質の高い睡眠が取れず、それが女性の髪の薄い症状につながる可能性があります。

髪が薄い女性の症状の特徴(4)
出産後や更年期

女性の一生の中には、ホルモンバランスが大きく乱れる時期があります。
それが、出産後と更年期です。

妊娠中、女性の卵巣からは大量のエストロゲンが分泌され、髪はその間成長を続けるため、抜け毛が減り、毛髪は太く長くなる時期です。
しかし出産後、エストロゲンの分泌量が急激に妊娠前の値に戻るため、それまで成長を維持していた髪が抜けていき、これにより一時的に抜け毛が多くなります。これを、分娩後脱毛症と言います。

分娩後脱毛症はおおむね半年から1年で回復しますが、抜け毛がストレスになって長引く恐れもあります。

また、女性は閉経の前後にエストロゲンの分泌量が急激に減少します。その影響は「更年期障害」の様々な症状として現れますが、その一つに脱毛症があります。更年期の脱毛症は加齢によるものでもあり、女性の多くの方に起こり得るものです。

出産後の脱毛症(分娩後脱毛症)についてはこちらの記事もご覧ください。

産後の女性に特有の「分娩後脱毛症」って何?

髪が薄い女性の症状の特徴(5)
間違ったヘアケア

髪は、年齢を重ねるほどヘアケアに注意が必要です。なぜなら、頭皮も髪も若い頃に比べて“基礎体力”や“生理機能”が低下しているので、ヘアケアというバックアップをしないと、頭皮も髪も弱っていくばかりになるからです。

例えば、頭皮に皮脂が蓄積したり、フケが溜まったりして、衛生状況が悪化し、髪の薄い状況につながります。皮脂による頭皮トラブルを脂漏性皮膚炎(脱毛症)、フケによる頭皮トラブルを粃糠性湿疹(脱毛症)と言います。

脂漏性脱毛症、粃糠性脱毛症についてはこちらの記事もご覧ください。

頭皮がベタ付く脂漏性皮膚炎(脱毛症)の原因と対策
大量のフケが出る粃糠性湿疹(脱毛症)の原因と対策

髪が薄い女性の症状の特徴(6)
アレルギーなどの体質的な問題

体質的な問題も、女性の髪が薄い悩みの原因になる可能性があります。
より分かりやすいのは、アレルギー症状でしょう。紫外線(UV)をはじめ、ハウスダストや花粉、食べ物などがアレルゲン(アレルギー原因物質)として作用し、頭皮に炎症を起こすと、頭皮のダメージから薄毛になるリスクが高まります。
また、アレルギー反応を起こしている状態がストレスになり、それによって髪が薄くなることも考えられます。

髪が薄い女性の症状の特徴(7)
髪型の影響

女性の髪型も、髪が薄い状態になる原因になりかねません。
強く髪を結ぶ、引っ張るなどの髪型は、毛根や頭皮にダメージが蓄積され、抜け毛から薄毛になる可能性があります。

髪が薄い女性はどんな症状に悩んでいる?

髪が薄い女性の症状は、どう対策すればいいか

髪が薄い女性の症状には、さまざまな原因があることが分かりました。
それぞれの原因に対応する、適切な対策や治療をみていきましょう。

髪が薄い女性の対策(1)
健康的な生活を送る

女性も年齢を重ねると、若い頃のように無理がきかなくなることも増えていきます。
気持ちが若いままで無理をしてしまうと、その疲労が心身ともに蓄積されて、様々な不調につながります。
簡単に言えば「無理をしない」ことが第一ですが、生活リズムをなるべく安定し、適度な運動や暴飲暴食は控える、お酒やタバコはほどほどにするなどの健康的な生活を送るように心がけましょう。

その中でも、特に大切なのが、睡眠時間の確保です。寝不足は心身の疲れが回復しないばかりか、ストレスの原因になります。就寝前のスマホなどは控えて、リラックスした状態で質の高い睡眠を確保するようにしましょう。

女性の育毛対策(2)
栄養バランスの整った食生活

髪は、毛母細胞が細胞分裂して積み重なり、角化したものです。その“原材料”は、日頃食べている食事から摂取される栄養分。ですから、栄養バランスの整った食生活を送ることは、育毛に非常に大切なことといえます。

ちなみに髪は、「ケラチン」と呼ばれる18種類のアミノ酸で構成されるタンパク質からできています。ですから髪にフォーカスするなら、ケラチンを生成するためのタンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養が特に大切だと言えるでしょう。

女性の育毛対策(3)
ヘアケアの方法や製品を見直す

シャンプーの洗浄力が弱く、先発の回数が少ないと、頭皮に皮脂や汚れが蓄積されて頭皮トラブルの原因になります。また逆に、洗浄力が強い、あるいはシャンプーしすぎの場合も、頭皮トラブルの原因になります。

また、シャンプーやコンディショナー、ヘアカラーといったヘアケア製品の品質によっては、頭皮が荒れる場合もあります。頭皮の肌質に合ったヘアケア製品を適切に使用して、育毛につなげるヘアケアを心がけましょう。また、頭皮や髪に負担のかからない髪型を考慮することも大切です。

女性の育毛対策(4)
脱毛症の治療薬(発毛剤)を使用する

脱毛症には、現在は厚生労働省から製造販売の認可を受けた治療薬(発毛剤)がリリースされています。代表的なものは、ミノキシジルという医薬品成分が配合された塗り薬です。これらの医薬品は製薬メーカー各社から発売されており、男性用・女性用ともに存在しています。OTC医薬品なので、医師の処方のほか、薬局やドラッグストアで説明を受ける薬剤師との対面の販売で購入できます.

なお、男性用の発毛剤でプロペシアという医薬品も存在しますが、こちらは女性には使用はできないので注意しましょう。

脱毛症の治療薬については、こちらの記事もご覧ください。

ミノキシジルは女性薄毛治療の強い味方!効果と副作用を解説

髪の薄い女性の悩みは専門クリニックに相談しよう

更年期の女性はただでさえホルモンバランスが乱れやすいので、健康管理には人一倍の注意が必要です。更年期障害が辛い場合は、早めに専門の医療機関を受診するなどして、対処することをお勧めします。

髪が薄い悩みは、女性にとってとても切実なものです。しかし実際のところ、薄毛の悩みは繊細な問題ですので、周りの人に相談するのも気がひけるものです。また、その対策を自分流で行って効果を出すのは、たやすいものではありません。

そんなときに頼りになるのは、やはり専門家です。近年では、薄毛の治療に特化したクリニックも存在し、その専門的な知識と豊富な実績から、薄い髪に悩む多くの人が来院しています。そして中には、女性専門の薄毛治療クリニックも存在します。
例えば、ウィメンズヘルスクリニック東京は女性専門のクリニック。予約制ですので、ほかの患者さまと長く居合わせることもなく、プライバシーなどの配慮にも万全です。
まずは無料カウンセリングを受けてみて、実際の雰囲気などを確かめてみてはいかがでしょうか。

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髪の薄い女性の悩みは専門クリニックに相談しよう

(まとめ)

髪が薄い女性の悩みについての記事はいかがでしたか? 髪のボリュームは、女性のおしゃれにとっても大切なものです。もし、薄くなったと思ったら、少しでも早く対策を行いましょう。

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